非フィリピン在住の日本人がどうやったら、フィリピンナショナルバンクの口座を開設できるのか?インターネットを調べても詳しい情報が載ってませんよね…
実は日本人が日本でフィリピンナショナルバンク(PNB)の口座を作るには、条件が必要なんです。
ちょっと、老後は温暖で英語も通じるフィリピンに住もうかな?って悩んでいたので色々調べてみました。
この記事では日本でフィリピンナショナルバンク(PNB)の口座を作る方法をこの記事では紹介したいと思います。
Contents
なぜフィリピンナショナルバンク(PNB)の口座を作りたいのか?
フィリピン国内にはPNB以外にもBDOなどもあるのですが、フィリピンに行かずに口座の開設ができるのがPNBなんです。
BDOではフィリピンまで出向く必要があります。なのでPNBがおすすめなんです。
PNBはフィリピン国内に約700店舗ほど展開してますので、安心ですよね。
日本国内のPNBの支店は2ヶ所だけ
日本国内のPNBは東京と名古屋の2ヶ所です。
東京支店
〒108-0073東京都港区三田2丁目-11-15三田川崎ビル 2階
03-6858-5910
名古屋支店
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目24−24
052-968-1800
日本でフィリピンナショナルバンク(PNB)の口座開設の流れ
フィリピンの不動産を購入した人は、一度もフィリピンの銀行に行かなくても日本にいながらPNBの口座を作ることができます。
ここで注意して欲しいのが、不動産が引き渡しされた後ではフィリピン現地PNBの口座を作ることはできません。
まだ、引き渡し前の不動産の購入するケースではPNB口座を開設することが出来るんです。
他は
- 証券投資のため(PNB証券会社との取引のみが許容されます)
- 特別居住者退職者ビザ(SRRV)取得、またはSRRV保有者による特定の目的
- 不動産取得(コンドミニアム)
- 学生
- 転勤・就職
などの条件であれば、フィリピンナショナルバンク(PNB)の口座を作ることが可能になります。
PNB口座開設の流れ
フィリピンナショナルバンク(PNB)の口座の開設の書類の準備。
東京もしくは名古屋のPNBへ必要書類を持って行く。
手続きが完了したら、
・ゆうちょ銀行振替払込カード
・PNBの通帳
上記2点が別々に届く。
書類は転送不要になっているため、転勤などで引越しする人などは注意が必要です。
PNB口座開設に必要な書類
開設に必要な書類は以下の通りです。
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 免許書サイズの写真(縦3.0cm×横 2.4cm)
- 35,000円以上の現金
店頭では半日がかりと思ってPNBに行った方がいいです。時間に余裕がないと1日潰れちゃいますから…
事前予約制という人もいるのですが、名古屋支店では予約制ではありませんでした。
東京支店と名古屋支店では違うこともあると思うので、事前にメールや電話で確認しましょう。
口座開設には、他にも
・本籍地
・母親の名前(旧姓)
・反社会的勢力ではないことの表明・確約に関する同意
・非居住者口座開設に係る誓約書
も必要です。
開設前はメールなどでやり取りしてたんですが…
申し込みした後、口座が開設できるか審査があるそうで…
待てど暮らせど、返事なし…
半年待って何もアクションがなかったので電話しました。
遅!
遅すぎるやろ!
その他必要な書類
フィリピンでコンドミニアムの購入のためにPNB口座開設をする場合は、不動産取得に関するコンプラが入ります。しかも、コンプラ担当の人のチェックがいつ出来るかは銀行員の方でも不明です。
・不動産の契約書(きちんとサインが入っているもの)
・確定申告書・源泉徴収票の2種類の提出
上記が必要になります。
入金はどうやってするの?
日本国内からPNBに入金するにはPNB東京支店経由でフィリピンの現地PNBの口座に入金してもらう必要があります。
ちなみにPNB店頭で現金を入金する場合は下記のように制限があります。(2019年から)
- 新規の顧客:50万円まで
- 既存の顧客:100万円まで
ゆうちょ銀行から入金する
ゆうちょ銀行から入金する方法が一番楽チンなんですが、日本円で10万円以上入金する際にはマネロン対策で
・お取引目的等の確認のお願い(個人のお客様・現金取引)用紙
・電信払込請求書・電信振替請求書の送金金額のみ記入
上記2点が必要です。さらに、10万円以上はATMでの振り込みができないので窓口での対応になります。
その際に、PNBから送付されているゆうちょ銀行振替払込カードを持参するとスムーズです。
送金金額は振込手数料を足した金額を記入する方がお金の管理がしやすいのでおすすめです。
例えば
300,000円送金したい場合は手数料¥1,940足した301,940と記入するときっちり30万円分の金額が送金できます。
日本人がフィリピンなんって…ってばかにする人が多いと思うんですが、そもそもフィリピンに行ったことがない人や大昔にちょっと旅行したって程度の人たちが多いんですよね。
今のフィリピンって場所を選べば結構都会なんだよ〜
リタイヤ後に海外生活したいな〜って夢を持ってていいやん!って思いながら面倒くさい手続きに耐える日々です。
手数料
手数料はPNB側とゆうちょ銀行両方かかります。
PNB手数料
送金金額 | PNB送金手数料 |
¥1〜¥30,000 | ¥750 |
¥30,001〜¥1,000,000 | ¥1,500 |
¥1,000,000以上 | ¥2,000 |
ゆうちょ銀行の手数料
ATM(¥) | 窓口(¥) | |
¥49,999以下 | 125 | 220 |
¥50,000〜¥100,000 | 345 | 440 |
¥100,000以上 | 受け付けない | 440 |
手数料などは、今後高くなったり変動すると思うので最新情報は自分で調べるようにして下さいね!
引き出しはどうするのか?
PNBではアプリで入出金できるようになっています。ただし、英語なので確認してみましょう。
日本のようにATMのカードはありません。
まとめ
フィリピンナショナルバンクは思ったより、提出書類も多くて手続きが細かい。なのに、口座開設まで半年かかった…
最近では、マネーロンダリング対策で10万円以上の送金に関して取引目的等の確認のお願いなどの必要書類の記載が必要。
振り込みする際は手数料も考えて振り込もう!
これから、フィリピン留学や移住などの検討している人の参考にしてもらえればと思います。