「訪問看護に挑戦してみたけれど、毎日モヤモヤして『向いてないのかな』と悩んでいる」 「MBTI(性格診断)をやってみたら向いている職業に『看護師』って出るのに、現実の現場はぶっちゃけ辛すぎる……」
そんな風に、理想と現実のギャップに1人で傷ついていませんか?
実は、あなたが看護師に向いていないわけでも、能力が足りないわけでもありません。単に「訪問看護という組織の中での立ち回り方(役割)」が、あなたの性質とズレているだけの可能性が高いのです。
本記事では、かつて「マザー・テレサと同じINFJ(提唱者)」という高い理想を掲げてステーションを立ち上げたものの、国の制度や過酷なマネジメントに窒息しかけた元経営者の私が、現場のリアルな経験をもとに作った【キャリー式 4つの働き方タイプ適性診断】をお届けします。
スマホをポチポチしながら、3分ほどの暇つぶし感覚でやってみてください。「あ、だから私はここで心が折れそうになっていたんだ!」という、MBTIより一歩踏み込んだ生々しい答えが見つかるはずです。
Contents
3分でわかる!訪問看護の4つの働き方タイプ適性診断
【診断テスト】あなたの行動・思考パターンをチェック
この診断では、あなたの仕事のスタンスから、今のあなたに最も近いタイプを導き出します。
回答方法
各質問に対して、以下の点数をつけて最後に合計を出してください。
- YES ➔ 2点
- どちらでもない ➔ 1点
- NO ➔ 0点
① パイオニア(変革)型 チェックリスト
(裏のテーマ:0→1の起業家・リーダー適性)
- 新しい仕組みやプロジェクトを、ゼロから立ち上げることにワクワクする
- 上の人から細かく指示されるより、自分の裁量で自由に決めたい
- 「前例がない」と言われると、逆に燃えるタイプだ
- 変化の少ない安定した環境よりも、変化の多い環境のほうが刺激があって楽しい
- ルールに従うことよりも、状況に合わせてルールを変えていくほうが得意だ
合計: / 10点
② プロフェッショナル(職人)型 チェックリスト
(裏のテーマ:現場至上主義・スペシャリスト適性)
- 経営や数字の話よりも、患者さんのケアの質や看護技術を極めたい
- 「どんな組織に属するか」よりも、「誰にどんな看護を提供するか」が重要だ
- 効率重視で多くの訪問をこなすより、1件1件じっくり丁寧に関わりたい
- 後輩の育成や管理業務よりも、自分がプレイヤーとして現場にいるほうが楽しい
- 患者さんや家族から「あなたに来てもらえてよかった」と言われることが一番の原動力だ
合計: / 10点
③ マネジメント(維持)型 チェックリスト
(裏のテーマ:管理者・仕組みの番人適性)
- 複雑な国の制度(診療報酬や介護報酬)や、書類のルールを理解するのが苦にならない
- 感覚で動くよりも、データや数字、スケジュールをきっちり管理するのが好きだ
- トラブルが起きたとき、感情に流されず冷静に事実ベースで判断できる
- 自分が目立つよりも、メンバーのシフトを調整したり、働きやすい環境を整えることにやりがいを感じる
- 「どんぶり勘定」は苦手で、リスク管理やコストの計算を事前にしっかりしたい
合計: / 10点
④ サポーター(安定)型 チェックリスト
(裏のテーマ:組織の要・NO.2フォロワー適性)
- 自分がトップに立つよりも、信頼できるリーダーの後ろ盾になって組織を支えたい
- 先の見えないリスクを取るより、すでに確立された安定した環境で働きたい
- チームの人間関係や、職場の「和」が保たれているかを常に気にかけている
- 急な方針変更よりも、決まったマニュアルやルーティンがあるほうが安心して力を発揮できる
- 職場のメンバーから、仕事の相談だけでなくプライベートな愚痴や悩みを打ち明けられやすい
合計: / 10点
診断結果の出し方
もっとも点数が高かったタイプが、あなたの基本的な傾向(強み)です。


各タイプの解説(独立・開設の適性)はいかがでしたか?
実は、この診断の本当の裏テーマは「もしあなたが将来、独立やステーション開設を考えるなら、どんな落とし穴があるか」という経営適性でもあります。
- 「パイオニア型だから1人で突っ走って、事務作業で窒息する」
- 「プロフェッショナル型だから現場に熱中して、数字(経営)で苦労する」
自分のタイプをあらかじめ知っておくだけで、未来の大きな失敗や「こんなはずじゃなかった」をグッと減らすことができるんです。
診断結果:あなたが一番ラクに輝けるポジションはどこ?
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パイオニア(変革)型〜新しい風を吹かせる開拓者〜
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プロフェッショナル(職人)型〜究極のケアを追求する職人〜
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マネジメント(維持)型〜組織を円滑に回す調整役〜
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サポーター型(安定)型〜現場を優しく支える縁の下の力持ち〜
【経営者×従業員】両方の視点を見てわかった「心が折れるトラップ」
トラップの正体
多くのナースは「患者さんのために最高のケアをしたい(プロフェッショナル型)」や「現場を優しく支えたい(サポーター型)」という想いを持って訪問看護に飛び込みます。しかし、いざ現場に入ると、次のようなギャップに直面します。
心が折れる瞬間
- 限られた時間内での効率(仕組み・維持)を求められる。
- オンコール対応やタイトなスケジュールで心身が休まらない。
「私の能力が足りないから辛いんだ」と自分を責めてしまいますが、本質は能力不足ではなく、自分の性質に合わない立ち回りを無理に続けていることが原因です。
理想と現実のギャップ:なぜ現場と経営層の本音は真逆なのか
「理想のステーションを作りたい!」と熱意を持って立ち上げる経営者は多いです。しかし、実際の運営はキレイ事だけでは回りません。
例えば、私がステーションを経営していたとき、訪問看護のベテランスタッフから「60分の訪問に対して、やるべき処置が多すぎます!」と強い口調で言われたことがありました。
正直、経営者としての私の本音はこうでした。 「え?でも他のステーションは同じ時間で普通に回せてるよ?これができないと、売上(みんなの給料の原資)が維持できないんだけどな……」
当時は「現場の甘え」のようにも見えてしまい、すごくモヤモヤしたのを覚えています。でも、両方の視点が見えるので分かります。これはどちらが正しい、間違っているという話ではありません。
| 視点 | 見ているもの(それぞれの正義) | 本音のすれ違い |
| 経営者 | 「マクロの標準」 会社を存続させ、雇用を守るために必要な「生産性のライン」 | 「他でもやれてるんだから、うちでもできるはず。甘えないで売上(原資)を支えてほしい」 |
| プロフェッショナル型 | 「ミクロの安全性と質」 在宅という密室で、絶対に事故を起こさず、完璧なケアを届けるための「安全性のライン」 | 「『60分』という枠の中に、あれもこれも詰め込んだら、何かあったときに責任が取れない(怖い)」 |
現場が「業務が多すぎる」「情報が足りない」と難色を示すとき、経営層はつい「ただのワガママや言い訳、行きたくないだけでは?」と感じてしまうことがあります。しかし、これをタイプ別の視点で紐解くと、全く違う背景が見えてきます。
特に「プロフェッショナル(職人)型」のナースは、医療依存度が高いALSなどのケアにおいて、「絶対にミスが許されない」というプロとしての圧倒的なプレッシャーを人一倍感じています。
- 情報が少なければ、「リスクが分からないから行けない」と難色を示す。
- 情報を揃えれば、今度は「60分じゃ処置が多すぎて回せない」と言う。
経営者側から見れば「ただのワガママや言い訳」に思えてモヤモヤしますが、現場の心理を紐解くと、それは「自分の看護のキャパシティを超えて、現場で失敗するのが怖い」という自己防衛のサインだったりするのです。
その結果、現場に任せられなくなった経営者兼管理者である自分がみずから訪問に走ることになり、「みんなが幸せに働ける職場を作りたい!」と自分が作った仕組み(維持・管理)に自分自身が一番窒息させられる……という、皮肉なパラドックス(セルフブラック化)に陥ってボロボロになってしまいます。

自分の「取扱説明書」を手に入れて、もっと自由なナースライフを
訪問看護の4つの働き方タイプ、あなたはどのタイプに当てはまりましたか?
ちなみに、この診断を作った私「キャリー」は、自由を愛する元バックパッカー。2023年に「ステーションの立ち上げなんてお手のもの!」と息巻いて開設したクセに、ストレスとジム仕事で太るわ、でも毎日オンコールだからスポーツジムのスタジオレッスンではいつでも飛び出せるように一番後ろの席をキープするわで、心も体もボロボロ。まさに典型的な、仕組み(維持・管理)に窒息した「パイオニア型」です。
従業員だった頃は、週3日のパートナース(汗だくの入浴介助60分以上3連発に文句を言うポジション。笑)を経験している私が身をもって知ったのは、「自分のタイプに合わない役割を無理にやり続けると、どれだけ熱意があっても魂がすり減る」ということ。
あなたが今、「訪問看護に向いてないのかな…」と1人で泣いているなら、それは看護師としての能力が足りないわけではありません。ただ、その組織での立ち位置があなたに合っていないだけです。
自分の性質(パーソナリティ)を正しく知って、もっとラクに、自分らしく輝ける場所を賢く選んでいきましょう!
🎁 おまけのお知らせ:ナースの日常にゆるい癒やしを
この記事のアイキャッチや画像に登場している、ちょっとボォーッとしたキャリーは、私のオリジナルLINEスタンプのキャラクターです。毎日すり減りながらも現場を生き抜くナースが使いやすいセリフが詰まっているので、気に入っていただけたらぜひ覗いてみてくださいね!
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