一般的な訪問看護ステーションのM&A(事業売却)といえば、看護師の人員や利用者(契約)事業所の指定許可が売却の対象になります。しかし、ここに検索上位を取れるブログ(WEB資産)が加わると資産価値が跳ね上がります。
方法として
- サイト単体での売却(サイトM&A)
- 事業売却時の査定額アップ
この2点の視点が選択肢として挙げれます。なので、訪問看護ステーションを運営しながらWEB(ブログやSNS等)資産も一緒に将来的に売却できないか?考えながら日々運営していくのが賢明な出口戦略になります。
Contents
サイトの単体の売却
サイト売買プラットフォーム
代表的なのは
などです。
比較的小規模なサイトでも掲載できます。
業界向けサービス会社
例えば
- 電子カルテ会社
- 人材紹介会社
- ホームページ制作会社
- M&A仲介会社
などです。
訪問看護の経営者が集まるメディアは少ないため、広告媒体として価値を感じる企業もあります。
売れやすいサイトの特徴
① 検索流入がある
月間PVよりも
「検索から継続的に読まれているか」
が重要です。
② 特定ジャンルに強い
例えば
- 訪問看護経営
- 採用
- 開業
- M&A
- レセプト
など。
テーマが明確なほど評価されやすくなります。また、地域のケアマネジャーや求職者からの信頼をより強固にするためには、ホームページの検索順位だけでなく、Googleマップ上での見え方(Googleビジネスプロフィール)の対策も欠かせません。
③ 記事数より質
100記事あってもアクセスがなければ価値は低いです。
逆に20〜30記事でも検索上位を取っていれば評価されることがあります。
サイト売却時に引き継ぐもの
一般的には
- ドメイン
- サーバー
- WordPress本体
- 記事データ
- 画像データ
- Google Analytics
- Search Console
などを引き継ぎます。
ただしGoogleアカウントそのものを渡すのではなく、権限移譲する形が一般的です。
サイトを売却する場合、サーバー移転よりも先に
「ドメインをどう引き渡すか」を決める必要があります。
一般的な流れは
- 売買契約締結
- 買主側でサーバー準備
- WordPressデータ移行
- ドメイン移管
- 動作確認
です。
ConoHaではAuthCode(認証コード)を使ってドメイン移管を行います。移管前には移管ロック解除やWHOIS情報の確認が必要です。
また、
- 取得後60日未満
- 有効期限間近
- ドメインロック中
などの場合は移管できないことがあるので注意ですが、カスタマーサポートの対応も迅速なのでおすすめです。
売却前にやっておきたいこと

訪問看護ステーションでもよくあるのが、制作会社に丸投げしていて……これでは将来の「出口戦略」で大きな損失になってしまいます。
だからこそ、特定業者依存のCMSを避ける、ドメイン管理者を法人にする、そしてサーバー移転が可能な環境を選ぶことが重要になります。
売却前にやっておくことは
- Search Consoleのスクリーンショット保存
- 月間PV記録
- 上位キーワード整理
- 収益記録整理
等です。
買い手は「どれくらいアクセスがあるのか」を必ず確認します。
訪問看護ステーションのブログをM&A するメリット
訪問看護ステーションの人材採用は、インスタやホームページからのアクセスも増えてくるようになりました。有料紹介所経由では、1人あたり年収の20〜30%手数料として経営者は支払うことになります。
しかも最近では、人材の流動性も高くなってきています。正直、中小企業にとって有料紹介所経由の人材採用はなかなか手が出せません。新規に開設した訪問看護ステーションは、有料紹介所各社と契約を締結するという手間もあります。
訪問看護ステーションのホームページやインスタグラム経由で採用ができれば、紹介料は支払わずに人材獲得が可能になります。
ホームページだけでなく情報発信基盤にも価値がある
近年は医療・介護業界でもSNSによる情報発信が一般化しています。
そのため、売却時にはホームページ単体ではなく、
- ホームページ
- ブログ記事
- SNSアカウント
- Googleビジネスプロフィール
- LINE公式アカウント
などを含めた「情報発信基盤」として考えるケースもあります。特に検索上位の記事やフォロワーを持つSNSは、一から構築するには時間がかかります。
買い手によっては利用者数や売上だけでなく、将来的な採用や集客につながる情報発信基盤を評価する可能性があります。
今後は訪問看護でも「メディア付き事業譲渡」が増える可能性も
訪問看護業界ではまだ一般的ではありませんが、
他業界では
- 会社
- 顧客
- ホームページ
- SNS
をセットで譲渡する事例が増えています。
なぜなら、事業を引き継いでも認知度がなければ利用者や人材の獲得に苦労するからです。
そのため、「事業そのもの」だけでなく、「どのように情報発信してきたか」も一つの資産として考えられるようになっています。
出口戦略を考えた運営:ステーションのブログを資産に変える
いつか事業を手放す可能性も考え、引き継ぎやすい形で運営しておくと資産化しやすいと思います。ポイントとして
- WordPressを使う
- 独自ドメインを取得する
- 特定業者依存のCMSを避ける
- ドメイン管理者を法人にする
- サーバー移転が可能な環境を選ぶ
これらの条件を満たすには、
ConoHa WINGやXserverのような一般的なレンタルサーバーを使用し、サイト移転やドメイン移管が比較的しやすくなります。
特にConoHa WINGは、ボタン一つでWordPressを丸ごと引っ越せる「かんたん移行機能」が無料で使えるため、IT専門外の経営者でも自社管理がしやすく非常におすすめです。初期費用を抑えつつ、将来の「手放しやすさ(引き継ぎやすさ)」を担保するなら、ここを選んでおけば間違いありません。
そして、訪問看護ステーションでもよくあるのが、制作会社に丸投げして
- ドメインの管理者が制作会社
- サーバー契約者が不明
- WordPressのログイン情報がない
という状態です。
この場合、閉鎖や譲渡の時にかなり苦労します。
「移管しやすいサーバー選び」と「所有権を明確にしておくこと」が大切です。
訪問看護ステーションのホームページは、単なる広告ではなく将来的には資産になる可能性があります。その価値を最大限に活かすためには、アクセス数を増やすことだけでなく、引き継ぎや売却ができる状態で管理しておくことも重要です。
サーバーやドメインを自社で管理し、移管可能な環境で運営しておくことは、将来の選択肢を増やすことにつながります。開業時は利用者獲得ばかりに目が向きがちですが、閉鎖・譲渡・M&Aまで含めて考えると、ホームページやSNSもまた事業資産の一つと言えるでしょう。
まとめ
“これからはホームページやSNSも事業価値の一部として見られる可能性がある”ということです。
利用者数や売上はもちろん重要です。
しかし、検索で見つけてもらえるホームページやブログ、SNSなどの情報発信資産も、将来的には事業価値の一部として評価される可能性があります。
明日すぐに売却する予定がなくても、経営者として出口戦略を考えるなら、WEB資産を育てることも選択肢の一つかもしれません。
私自身、事業の休止やM&Aを検討する中で、「ホームページや記事はどこまで資産になるのだろうか」と考える機会が増えました。何も残らないと思っていた情報発信が、将来誰かに引き継がれる価値になる可能性はあると感じています。
その価値を最大限に活かすためには、アクセス数を増やすことだけでなく、引き継ぎや売却ができる状態で管理し移管可能な環境で運営しておくことは、将来の選択肢を増やすことにつながります。
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