訪問看護ステーションを運営していると、地味にストレスになるのが「鍵の管理」です。
・誰が鍵を持っているのか分からない
・直行直帰なのに一度事務所に寄る必要がある
・鍵をなくされたらどうしようという不安
・そして最終的に管理者に負担が集中する
こういった問題は、多くのステーションで起きているのではないでしょうか。
そこで最近検討されることが増えているのが、電子鍵(スマートロック)の導入です。
鍵の受け渡しが不要になり、直行直帰もしやすくなる。
一見すると、とても便利な仕組みに見えます。
ただ実際には、
「スタッフに使い方を毎回説明することになる」
「アカウント登録でつまずく」
「結局、管理者に質問が集中する」
といった“別のしんどさ”が発生するのも事実です。
私自身、クラウドツール導入(例えばマネーフォワード クラウドなど)でも同じ経験をしており、
「ツールを入れれば解決するわけではない」というのは強く感じています。
この記事では、
・訪問看護における電子鍵のメリット・デメリット
・実際に起きやすいトラブルとその原因
・現場目線での運用のコツ
・SwitchBot LockとQrio Lock Q-SL2の違いと選び方
について、きれいごと抜きで解説します。
「導入すべきか迷っている」
「導入したけどうまく回っていない」
そんな方の参考になれば幸いです。
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Contents
訪問看護ステーションで「鍵管理」が問題になる理由
私自身、これまで物理鍵をそのまま渡される運用のステーションで働いたことがあります。正直なところ、「これ、無くしたらどうしよう…」という不安は常にありました。
物理鍵を持っている限り、いつでも出入りできてしまうため、
この運用はある意味“性善説”で成り立っていると感じます。
もちろん、訪問看護という業務の特性上、
- スタッフが増えると鍵も増える
- スタッフの直行直帰
- 柔軟な対応が求められる
といった背景から、このような運用になっているのも理解できます。
紛失リスクと管理者責任の重さ
実際、シンプルで回しやすいというメリットもあります。
ただし、「誰が鍵を持っているか」「いつ使ったか」が分からない状態は、
トラブルが起きた際に管理が難しくなるリスクがあります。
物理鍵の運用は決して間違いではありませんが、
スタッフ数が増えたときに“管理できる状態かどうか?”は一度考えておく必要があります。
電子鍵を導入するメリット
- 物理鍵の受け渡しをなくす
- 利用(入退室)状況をある程度把握できる
といった理由で、電子鍵(スマートロック)を導入するステーションも増えています。
例えば、
Qrio Lock Q-SL2のような製品では、解錠履歴を確認できるため、
管理面での安心感は高まります。
電子鍵を導入するデメリット
Qrio Lock Q-SL2は、ビックカメラなどの家電量販店でも実物を確認できるため、導入前にイメージしやすいというメリットがあります。
一方で、最近のスマートロック全般に言えることですが、カスタマーサポートが電話対応ではないケースが多い点には注意が必要です。
多くの場合は、
- メールでの問い合わせ
- 返信までに時間がかかることもある
といった対応になります。
電子鍵がうまくいかない本当の理由
■ 現場で実際に起きたこと
- メールアドレスの入力ミス
- パスワードが分からなくなる
- 認証メールが見つからない
- そもそも“どのメールを登録したか分からない”
っていうことが実際にありました。
現場で起きるギャップ(スマホ前提の落とし穴)
電子鍵はスマートフォンでの操作が前提になることが多く、
実際の運用ではスタッフ個人のスマホにアプリを入れてもらうケースが一般的です。
ただ、ここで意外な壁があります。
看護師の中には、
- 「勤務中にスマホを見るのは良くない」
- 「仕事中にスマホを触ることに抵抗がある」
という価値観で働いてきた方も多くいます。
電子鍵の導入でつまずく原因は、
操作の難しさではなく「勤務時間中にスマホを使う習慣がないこと」です。
思わぬ落とし穴:音が聞こえない問題
電子鍵を導入して気づいたのが、
「鍵が閉まる音が聞こえない」というケースです。
実際に、年配のスタッフから
「ちゃんと閉まったか分からない」という声がありました。
- 施錠確認ができない:鍵マークで確認できる
- 不安になって何度も操作する :開け閉めを何度もしてしまう
- 「ちゃんと閉まってる?」か不安で確認が来る
結果:逆に手間が増える…
電子鍵は“動けばいい”ではなく、
“誰でも開閉が確認できるか”まで考える必要があります。
対策① 視覚で確認できるようにする
- アプリで施錠状態(鍵マーク)を見る
- ランプ表示を確認する
対策② 「確認方法」を統一する
音ではなく「アプリで確認」とルール化する
対策③ 最初に体験させる
実際に閉めて確認までやらせる


SwitchBotとQrioの違いを現場目線で比較
訪問看護の事務所を借りるとき(特に古い賃貸)では
Qrio Lockが使えないケースも普通にあります。
一方でSwitchBotは“多少無理でも合わせられる”柔軟さがあるため、
現場目線ではこちらの方が採用しやすいです。
SwitchBot Lockが古い賃貸に強い理由
- サムターン(つまみ)の形状に対する適応力が高い
- スペーサーや調整幅が広い
- 無理やりでも“つく確率が高い”
【PR】Switchbotを導入検討のポイント
- いつ解錠したか履歴確認可能だが、名前は表示されない
- スタッフの行動が可視化されるそもs
電子鍵(QrioもSwitchBotも)は、基本はBluetoothでスマホと通信します。スタッフさんの中に『電池を節約したいからBluetoothを常にオフにしている』という方がいると、ドアの前で『開かない!』というトラブルになりがちです。導入時にはBluetoothの設定についても説明が必要です。


Qrio Lock の特徴
Qrio Lock Q-SL2がおすすめの人
→ スタッフの人数増えてきた
→ 入退室管理をちゃんとしたい
【設置】新しめの物件・一般家庭→ QrioでOK
ポイント
- 誰がいつ解錠したか履歴確認可能(名前が表示される)
- 合鍵(デジタルキー)ごとに管理できる
- スタッフの行動が可視化される
👉 看護管理者目線ではかなり安心

Qrioはプロ仕様で高価ですが、楽天なら状態の良い中古でお得に導入できることもあります。
※Qrio Lockは非常に人気で新品が品薄になることが多いため、在庫がある時は早めの検討がおすすめです。リンク先で新品の出品がないか、あわせてチェックしてみてください。
規模別おすすめ電子錠
電子鍵はサムターン(つまみ)で選択肢が決まってしまいます。選択肢がある場合は「どう運用するか」で決めましょう。
小規模(〜5人)
正直、誰が開けたかまで厳密じゃなくても回る
👉 SwitchBot Lockで十分
中規模(6〜15人)
「あれ?誰が開けた?」が増える
👉 どっちでもいけるが運用ルール必須
大規模(15人以上)
管理が曖昧だとトラブルになる
👉 Qrio Lock Q-SL2の方が向いてる
この規模になると鍵よりも拠点の見直しが必要
まとめ
訪問看護では理想の環境ではなく、
「今ある現場に合わせる」ことが重要です。
そのため、まずは設置しやすい電子鍵から始めて、
運用を整えていくのが現実的な選択だと思います。
・設置のしやすさ(古い賃貸でもOK) → SwitchBot
・管理のしやすさ (鍵の開け閉めが名前で表示)→ Qrio
スタッフ数が増えてきたら
“誰が使ったか分かる仕組み”も検討が必要になると思います。













「見えるか・聞こえるか」といった感覚の差で起きることもあります。