語学留学に向けて英語の勉強をしたいけれど、どの英語の試験を受けたらいいのかわからない。
英語の試験ってどういう違いがあるのかわからない..と思っていませんか?
現在、日本国内で受けれる英語のテストは約60種類以上と言われています。
たくさんある英語の試験の中で、
将来的に使える英語のテストといえばIELTSとTOEICの2つです。
せっかくお金を払って受験するのであれば、
海外でも認知度の高い試験を受けた方が断然お得だと思いませんか?
正直、国内だけで知られている試験を受けても海外では通用しません。
日本では有名なTOEICですら、海外では認知度が低かったりします。
この記事ではなぜIELTSとTOEICが使えるのか紹介していきます。
Contents
海外在住予定者向けIELTS(アイエルツ)
IELTSってなに?
IELTSとはInternationalEnglish Language Testing Systemのことで
リスニング・リーデイング・スピーキング・ライティングの4技能のテストのことです。
IELTSははイギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドなど
イギリス英語を使う国々でほぼ全ての高等教育機関で認められている
世界が認める英語力証明のテストになります。
受験者も世界約290万人、国内約3万人以上(2017年度)と
徐々に受験者数が増加傾向にある人気のテストです。
ここ5年で約4倍以上の受験者数になっています。
IELTSには2種類のテストがあり
- 留学生向けのアカデミックモジュール
- 海外研修・移住者向けのジェネラルモジュール
があります。
試験日など詳細は公式サイトを確認してみてくださいね。
IELTSアカデミックモジュール
アカデミックモジュールは海外大学留学など進学の際に英語の能力証明として必要となります
アカデミックと言われるだけあって新聞に記載されているような内容などが出ます。
わたしが受験した時は
- ヨーロッパの古城
- Jaxa
- 大学の通学と通信教育
- グラフ・チャートを読み解く
などについての問題が出ました。
日本語でもあまり勉強したり、知識のないことに関しては
やはり英語でも意見が言えないと感じました。
IELTSジェネラルモジュール
ジェネラルモジュールは海外居住者向けの英語能力証明として使えます。
テストの内容は
- 日常的なトピックが出題される
- 基本的にグラフやチャートなどの出題はない
アカデミックもジェネラルもスピーキングとリスニングは同じテスト内容です。
スピーキングは1:1で面接官と話します。
アカデミックモジュールとジェネラルモジュールの違いは
ライティングとリーディングの問題が違うことです。
TOEICとの違いは
記述式になるので勘で答えれるような甘さがないことです。
TOEICではとにかくマークシートを埋めればいいところもあるので
時間切れギリギリで適当に解けなかった問題のところを全て
Band score:IELTSのバンドスコアとは?
IELTSは0から9までの点数が0.5バンド刻みで評価されます。
満点が9になりますがネイティブでも9取るのは難しいと言われています。
基本的にスピーキング・ライティングでは0.5バンドの評価はなく1.0バンドずつの評価となります。
特にライティングではスペルミスも減点されてしまいますので
間違えないようにする必要があります。
IELTSメリット
- 世界的にも認知度が高い
- 4技能(リスニング・リーデイング・スピーキング・ライティング)の能力が知ることができる
IELTS デメリット
- 受験代金が高い 1回¥25,380
- 日程が1日では終わらない(日程によっては2日に分けて受験することが多い)
- 開催都市によるが毎月受験できないことが多い
IELTSのOverall(オーバーオール)って?
IELTSの結果をOverall(オーバーオール)で評価しますがOverall(オーバーオール)とは
リスニング・リーデイング・スピーキング・ライティングの4技能の平均点のことです。
日本在住のIELTS試験管にとって、ジャパニーズイングリッシュを聞き慣れているということが考えられます。
ビジネスパーソン向けTOEIC(トーイック)
TOEICとは??
TOEICとはTest Of English International Communicationのことで
就職活動や社会人にとって社内公用語を英語とする企業で推奨されているテストです。
就職活動や会社ではTOEICスコア〇〇点以上取るようにと言われることも多いので
外資系を目指している方は最低でも700点以上は取るようにした方がいいです。
日本人なら誰でも知っているTOEICテストですが
海外ではTOEICすら知らない人たちもいます。
なぜならTOEICは実は日本が発案し、受験者の約35%が日本人だからです。
TOEICは基本的にリスニング・リーディングの2技能のテストです。
試験日など詳細は公式サイトを確認してみてくださいね。
TOEICのメリット
- 費用が安め 1回:¥5725
- リピート割引がある
- ほぼ毎月受験できる
- テスト時間が2時間と短め
TOEICのデメリット
- テスト慣れしてくると高得点も狙えるため話せない人でも点数が高いことがある
- 履歴書に使える点数は企業によるが700点以上が目安
- 基本的に半年以内に受講したTOEICのスコアを履歴書に書ける
TOEIC IPは(学校・企業などの)団体で受けれるTOEICテストです。
団体で受けれるテストの方が数百円程度割安。
団体なので日時などが柔軟に決めれる点で学校や企業などが独自で開催できます。
テストの出題形式は同じになります。
IELTS/TOEIC換算表
英語テストの比較表ですが正式な換算表はありません。
あくまでも目安としてしていただければと思います。
他の主要英語能力テストはどうなのか??
英検:基本的に合否があるテストなので一度合格してしまえば一生使える資格です。
しかし、小学校の時に1度取得した英検2級という資格を社会人になってからもずっと履歴書に書く人もいますが
就職活動の時に全く話せないのであれば、個人的に書かない方がいいのではないかと思います。
海外では英検の存在すらあまり知られていません。
TOFEL:こちらも海外大学留学生向けのテストですがIELTSでも十分評価できます。
海外大学留学などで必須でなければ必要ありません。
まとめ
現時点でのあなた英語の能力を測るためには英語の試験をまず受けてみることをオススメします。
そして、留学先や今後の将来的な目的に応じ受験するテストを使い分ければいいと思いますが
基本的にIELTSとTOEICだけで十分です。
もちろん、もっと専門的に他のことを学びたいというのであれば
他にも色々英語の試験はたくさんあります。
英語能力証明の入り口としてはこのIELTSとTOEICこの2つだけでOKです。
- 海外在住者向けIELTS(アイエルツ)
- ビジネスパーソン向けTOEIC(トーイック)
リスニング・リーデイング・スピーキング・ライティングの4技能学べるIELTSを攻略することで
英語のスキル全体が向上しやすく、長期的に学びが多いとも言えます。